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SMILE CYCLE PEOPLE
沼本康代さん
沼本康代さん
トレーサー(手芸関係)
 

従姉妹に誘われて、ちょっと参加してみたMTBツアー。ここで自然の中を走る気持ちよさとガイドや仲間たちと走る楽しさにはまり、月に2回は通うほどの熱中ぶり。気づけばMTBジャパンシリーズをひとりで電車とバスを乗り継いで見に行き、今ではレースに参戦するほどにMTB三昧の日々を過ごしています。

Q:自転車によく乗るようになったのはいつ頃ですか?
  グランフォンド吉野
地元の多摩川でスローライド。男の人が多いMTBだから、女の子と走れるのは貴重/2008年5月
A:2006年5月にミニベロを購入してからです。でも今思えば、子供の頃からずっと自転車に乗りたいという気持ちがあったんだと思います。高校時代は通学に自転車を毎日使い、片道1時間以内ならどこでも自転車で出かけてましたから。ただ、この時はママチャリ。それでも走るのは気持ち良かったです。

Q:ママチャリからステップアップしたきっかけは何ですか?

A:最初はママチャリを買うつもりだったんですが、なかなか欲しい! と思えるママチャリがなかったんです。ちょうど福生の実家に帰ったときに、母親のママチャリのタイヤに空気を入れに行った自転車屋さんでかわいいミニベロ(ジャイアント.エスケープミニ3)を見つけたんです。で即、購入。そのまま、中野の自宅まで走って帰っちゃいました。
『グランフォンド吉野』の朝
落ち葉をサクサクと踏みながら、森の中をゆっくりとお散歩サイクリング/2009年1月
奈良競輪場
ちょっとだけだけどジャンプ! 出来なかったことが出来るようになるのはうれしい!/2009年1月
Q:福生から中野……相当ありそうですが、どのくらいかかりましたか?

A:2時間半くらいだったかな? でも思ったよりも疲れず、すごく気持ち良かったんですよ。それからどこへ行くにも自転車で。ボトルケージやサイクルメーター、かわいいバッグをつけたりして、築地に行ったり、奥多摩の御嶽に行ったりと。そうやって走っているうちに、もっと速く遠くへ行けるようないい自転車が欲しいなと欲が出てきたんです。

Q:本当に自転車に乗るのが好きなんですね。今度はミニベロから何にステップアップしたんですか?

A:ランチをした帰りにふらふらと近所のショップに行き、そこでロードバイク好きの店主の話に引き込まれてしまい、ロードバイクをオーダーしちゃったんです。たしか、アンカーのRA5エキップだったと。カラーオーダーができるというので決めました。

Q:5月にミニベロを買って、ロードバイクを買ったのはいつ?

A:7月です。

Q:えっ〜?? たった2ヵ月でミニベロからいきなりロードバイク……それも20万円クラスのものをですか?

A:はい。ショップでいろいろ自転車を見ていたら、自分の性格的に10万円以下の自転車に乗っても、じきにもっといい自転車が欲しくなるだろうなって、なんとなく思ったんです。それに20万円くらいになると軽くて、格好良かったのでオーダーしちゃいました。

Q:確かに値段が張るものは本当に軽いですからね。それで、いつ頃届いたんですか?

A:2〜3ヶ月くらい待ってました。納車を待っていた9月に、群馬のみなかみに住んでいる従姉妹からマウンテンバイクツアーに誘われて参加したんです。すべてレンタルできるので気軽な気持ちで行ったのですが、もともと自然が大好きだったので、大自然の中を走れるのが気持ちよくて……それにイケメンのガイドたちのトークが面白かったり、知り合った人たちとわいわい走るのが楽しくて、それではまっちゃいましたね!

琵琶湖
友達と一緒でも、一人でも楽しく参加できるのがガイドツアーのいいところ/2006年10月
自転車
紅葉ライドのはずが標高の高い所へ移動したら雪上ライドに! それでも楽しめるのがMTB/2006年11月


  スタート直前
月に2回の夜練。いろんな動きを確認しながら、繰り返しグルグル、これが意外とハマる/2008年11月
コース
一人じゃ飽きてしまいがちな練習も仲間がいると自然と続けられる/2009年1月
 
Q:今度はマウンテンバイク(以下MTB)にはまっちゃったんですか?  ちなみにオーダーしていたロードバイクは?

A:MTBにはまって、11月のシーズン終わりまで月に2回くらいは週末に通うようになっちゃったんですよ。あまりにもMTBの魅力にとりつかれ、ロードバイクはキャンセルしようかな〜と思っていた10月頃に届いちゃったんです。一応乗ってみたのですが、ビンディングペダルとあのハンドルのポジションが怖くてなかなか慣れず、結局手放しちゃいました。

Q:そこからもうMTBにまっしぐら……ロードは怖いと思ったようですが、MTBで怖いと思ったことはありませんか?

A:最初はただただ楽しいという気持ちでしたが、やっていくうちに怖さを感じることはありました。ただ、怖いという気持ちよりも、負けず嫌いの面が強くなっていったんです。それまで競争することが好きではなかったのに、MTBを始めてから自分の奥に潜んでいた負けず嫌いの一面が出てきたみたいなんですよ。一緒にやっている参加者ができて自分ができないのがくやしくて、怖いと思う気持ちよりも負けたくないという気持ちの方が勝っていたんですね。

  Q:隠されていた負けず嫌いな性格で、恐怖心を克服したんですか……すごいですね。

A:完全に怖いという気持ちがなくなったわけではないんですが、周りができるのに自分ができないのが悔しいという思いが強くなったという感じですね。特に慣れてくるとスピードを出すようになって、何度かケガをしているので怖いという思いはずっとありました。

Q:今でも怖いという思いはありますか?

A:その当時は基礎が全くないまま、ただ走っているだけだったのですが、今は基礎を教えてもらって自分で納得しながら走れるようになったので、怖いという気持ちはすっかりなくなりました。

Q:確かに、どんなスポーツでも基礎は大事ですよね。最初はレンタルでやっていたようですが、いつ自分のMTBを手にしたんですか?

A:2006〜2007年にかけての冬の間にツアーのオーナーに勧められて、スペシャライズド/S-WORKSハードテイルM5を注文しました。本音を言うと、しばらくはレンタルでいいと思っていたんですが、勧められたのが好きなシルバー(ポリッシュ)だったこともあって購入を決めました。これは買って大正解でしたね。ますますMTBで走ることが大好きになった1台です。

Q:同じ年の冬にですか? 確か5月にミニベロを買って、7月に ロードバイクをオーダーして10月に納車、そして冬にはMTB。なんとも一気に走り抜けたって感じですね。

A:2006年は自分でも驚くほど、一気に自転車の魅力に取りつかれた1年でした。翌年の2007年4月に頼んでいたM5が届きました。これで今年も走るぞ〜と思っていたら、転倒して腕が上がらなくなっちゃったんです。そのまま7月まで自転車に乗ることができず、つらかったです。

Q:一番のベストシーズンに自転車に乗れなかったんですね。

A:7月にようやくM5に乗って走ったら、風を感じる幸せを実感しました。本当にうれしかった〜! この時、久しぶりにみなかみのツアーに顔を出したら、直前に行われた全日本選手権で優勝した竹谷賢二選手がいたんです。ミーハーな私はうれしくて、その後に行われたMTBジャパンシリーズのさのさかを観戦しに行っちゃいました。

琵琶湖
岐阜県箱館山スキー場でのJシリーズ開幕戦。クロスカントリーのスタートにワクワク!/2008年5月
自転車
石川県瀬女高原スキー場でのJシリーズ最終戦。2009年7月に引退を決めた竹谷賢二選手/2008年10月


伸びよう青年の集い
アテネと北京のオリンピックに出場した竹谷選手と片山梨絵選手と/2009年1月
伸びよう青年の集い
お気に入りのボトルたち。中央が竹谷選手、右が片山選手のサイン入り


Q:すごい行動力ですね。

A:単純なんです。そのレースで竹谷選手がぶっちぎりで優勝して、そこでサイン入りのゼッケンをもらったんです。それがきっかけで私はサインマニアに。おまけに自分もジャパンシリーズにエントリーしてレースを走ってみたいと思うようになりました。オリンピックや世界選手権の代表選手と同じ会場で走れるって面白いじゃないですか。

Q:とうとうプロの試合の応援にも行き、そこでサインももらう……その行動力に脱帽です。

A:好きになるととことんのめりこんじゃうんですよ。その後もいろんなツアーに参加していくうちに、もっともっとちゃんと乗れるようになりたい、トレイルをたくさん走りたいと思うようになり、2008年2月にトレイルが身近にたくさんある実家の福生に引っ越しをしたんです。そこで近所のMTBショップを探して、ナカザワジムに顔を出すようになりました。ここでしっかりと基礎を教えてもらったら、それまでずっと感じていたヒヤヒヤ感がなくなったんです。

Q:怖いという思いがあるうちは上達ってストップしちゃうんですよね。日々練習できる環境になって、ますますMTBにはまっているんじゃないですか?

A: 自転車に乗るのが楽しくて楽しくて! 大晦日もお正月の三が日も走ってました。今は身近で楽しませてもらっているトレイルの環境を守っていきたいと思うようになり、仲間たちとトレイル整備などもするようになりました。今年はもっと走って、いろいろなイベントにも参加して、MTBの楽しさをたくさんの人たちと共有したいです。怖いって思ってる人も多いみたいだけど、MTBは自然と一体感が得られる乗り物。スピードを出さなくても、森の中をお散歩サイクリング〜って感じにゆっくりでも楽しめるんです。そんな楽しみ方を、特に女の人に知ってもらいたいですね。








独学で学んだトレースの仕事の数々


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ゴール前の一息スポット
伊豆の山から見たスケールの大きい景色は忘れられない!/2008年11月

[取材・文・構成・顔写真]うるの加奈  [構成・デザイン]マドマララ小絵




 
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